OC for me > 座談会:日本人女性へのメッセージ
- センさん
- 私がピルを初めて使ったのは、ピルが使えるようになってから8年後のことでした。 高校のバスルーム(トイレ)でピルを飲んでいると、友達が「何を飲んでいるの?」と聞くので、「ピルよ」と答えました。 「それは何?」と言われましたので、「これは妊娠を防ぐものなの」と説明すると、周りの友だちは本当に驚いた様子でした。 私たちの世代においては、「薬を飲む」とういう方法で避妊ができるピルは、まさに奇跡のようだったのです。
- 北村先生
- 日本でピルの服用者に対して満足度調査を行ったところ、97%が「満足である」と答えています。 このような高い満足度は、高い避妊効果に加え、月経痛が楽になることや、月経周期が整うこと、 さらにはにきびなどの肌のトラブルを解消するなど、ピルの副効用を実感しているからなのでしょう。
- 早乙女
先生 - そのとおりです。多くの女性は、実際にピルを服用することで、多くのメリットを実感します。 女性にとっては、これらの効果は大変魅力的ですから、当然満足度も高くなるわけです。
- スペロフ
先生 - また、アメリカでは子宮内避妊具(IUD)を使用している女性の割合は2002年の時点でわずか2%でしたが、 黄体ホルモンを付加したIUSが発売されてから、IUDとIUSの普及率は着実に高まっています。
- 北村先生
- IUDとIUSは、日本でも避妊で使うことができます。 IUSは、子宮内に装着すると薬剤が溶け出してピルと同じような効果を発揮するため、避妊効果がより確実になるだけでなく、 月経時の出血量が少なくなったり、月経痛を楽にするなどの効果も期待できます。 また、いったん子宮内に装着すれば5年間は効果が持続するため、不妊手術を希望しない女性や過多月経の女性にとっては、非常にメリットがあります。
- スペロフ
先生 - 婦人科医を除くと、ほとんどの人がコンドームによる避妊の失敗率が高いことを知らないと思います。 アメリカでのコンドームの失敗率は26%にも上るのです。
- 早乙女
先生 - 性感染症を防ぐ上で、最も効果が期待できるのはコンドームです。 しかし、避妊が目的であれば、もっと効果的な方法、すなわち確実な避妊法について女性に広く伝えていくことが、 私たち産婦人科医の本当の役割であると思っています。
- センさん
- 最近では、ピルやIUSのように避妊法はますます簡単になってきています。 それでも常に忘れてはいけないことは、「セックスに関しては自分たちできちんと責任をもたなくてはいけない」ということです。 避妊法がどれほど進歩しても、変わらずに強く訴えかけていく必要があると感じています。
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北村 邦夫 先生
- 産婦人科医/社団法人日本家族計画協会常任理事

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レオン・スペロフ
先生
- 名誉教授/オレゴン ヘルス&サイエンス大学 産婦人科

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セン・スペロフ
夫人
- 元助産師

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早乙女 智子 先生
- 神奈川県立汐見台病院産婦人科産科副科長











